【ポケモンUSM】シーズン12総括・反省【最高最終レート2000】~メガバシャスタンの憂鬱~
はいどうも・。・
シーズン12シングルレートに参加された皆様はお疲れさまでした。
シーズン12の私は、新しいメガバシャーモ軸の構築を思いつくだけのモチベーションもないまま以下の2つの構築を一部だけ変更してローテーションしながらレートに潜っていました。
レート2000を達成した時の6匹はこちらで、
参考元の構築はこの2つ。
【S7最高・最終2106】虚栄バシャナットサンダー:みそマガ - ブロマガ
よって構築自体には殆ど目新しいものもないため書くことは1匹1匹を使ってての雑感等が主になると思いますがよろしければお付き合いください。
・バシャーモ@メガストーン やんちゃACS 猛火→加速
飛び膝蹴り・フレアドライブ・目覚めるパワー氷・守る
まずメガバシャーモを使うときの1つ目として、構築の主軸となるメガバシャーモの型の決定から全てが始まり、
メガバシャーモの基本形となる技構成は「飛び膝蹴り(無駄な択を排除できる馬鹿力との選択か)・フレアドライブ・守る・@1」。
一番メガバシャーモ軸を作る上で重要で私が意識するべきだと思っていることは、
「この@1をどの構築に刺すかをしっかりと決めたうえでメンツを埋めていくこと」であり、これがメガバシャーモ入り構築の全てを分ける。
これが刺されば勝てる構築もあるし、刺さらなければとことん腐る構築も多いのがメガバシャーモの強さでもあり、弱さでもある。
この構築の場合の@1は目覚めるパワー氷を選択しているが、
これはランドロスのステルスロックと合わせてメガボーマンダ+ナットレイやメガガルーラ+ランドロス等、本来メガバシャーモが苦手とする相手のランドロスやボーマンダが絡んだサイクルを逆に始末をつけるためのポケモン。
これが刺さればとても強力な勝ち筋になるポケモンだが、
このようにメガバシャーモの@1はどの技にしても相手依存度がかなり高いし、
相手の構築にこのめざめるパワー氷が刺さらなければ実質意地ASのメガバシャーモの下位互換を連れていくことになるから、
「徹底して刺さっている相手にしか出したくないし出すわけにはいかない」ポケモン。
・ランドロス(霊獣)@気合の襷 威嚇 陽気AS
メガバシャーモ軸を形成するにおいて必須であると思っているステルスロック撒き役で気合いの襷を持たせたことによる行動保証を持っている1匹。
メガバシャーモが苦手とする水タイプやカバルドンを大きく削るためのポケモン。
構築で徹底してASミミッキュと一緒に出せるのならこのポケモンの性格は意地っ張りでいいのかも知れないが、
いつもそういう選出ができる保証はランドバシャカグヤ等のメガバシャバトンに入るミミッキュ程には無い。
何よりも後発から最速ギャラドスが竜の舞を積んだ後でステルスロックが撒かれなければ、後出しから岩石封じ連打で外したり怯まなければ食い止められる可能性がある安心感には変えがたい。
また、s12はメガメタグロスがS153まで振った意地っ張りの個体もちょくちょく居たことから上から地震を打てることも増えたのも多少は追い風になったか。
ミミッキュ@ゴーストz 意地AS 化けの皮
じゃれつく・シャドークロ ー・影うち・剣の舞
この構築における行動保証枠の1匹で、ジャラランガのブレイジングソウルビートの一貫を切る役割がある。
ここはメガメタグロス+ヒートロトム+カプ・レヒレへの優位性をステルスロックと合わせて取るためにCS「ヘドロウェーブ」メガゲンガーや、
メガバシャーモが倒された相手を起点に切り返す電気タイプになるZテクスチャーポリゴンZ等にしたいことが多々あるが、
ランドロスの気合の襷とこいつの化けの皮による行動保証がなければバシャーモの型が型だけにアーゴヨンやゲッコウガに皆殺しにされてしまうために中々抜くに抜けないポケモンの1匹。
Zは構築で重たく、メガバシャーモで始末がつけられないカプ・レヒレやヤドラン、クレセリア、ギルガルド、ABミミッキュを始末したり、
無理矢理カプ・レヒレ+鋼の様なサイクルを貫く為にゴーストZ。
ASかABかHAのどれにするかは依然として一考の余地あり。
・ナットレイ@フィラの実 呑気HBD 鉄のトゲ
種マシンガン・ジャイロボール・鈍い・宿り木の種
メガバシャーモ軸における「相手のトリックルーム展開への耐性」、
カプ・コケコやカプ・レヒレが構築に入れられない場合の「キノコの胞子と眠り粉」、「トノラグ、ペリラグ等の雨展開」への耐性を付加し、
アームハンマー持ちが増えたことでもう勝つことはできなくなったがメガメタグロスへの気持ち程度の誤魔化しができ、サイクル戦になった時は宿り木の種で回復元になれ、
メガバシャーモが苦手とするオニシズクモへの強力な詰め筋になるポケモン。
また、メガボーマンダが物理一本の竜の舞型であれば鈍いで詰め返すことができるスペックはあるが、
最近は火炎放射や大文字で逆に倒されてしまいがちなエアームドのとばっちりを喰らうことも増えたり、
ゲッコウガと対面した時に目覚めるパワー炎の有無を調べるために守るを持たせたいと思うことも増えた。
そうすると相手の身代わりビルドランドや龍舞メガボーマンダからの太い詰め筋にされてしまうため鈍い型から動くのも難しすぎる。
ここは対メガメタグロス軸にミラーで優位に立てる地震搭載のメガメタグロスでも替えは効くかもしれない。
ゲッコウガ@水z 臆病cs 変幻自在
ハイドロカノン・水手裏剣・冷凍ビーム・目覚めるパワー炎
こちらはメガバシャーモが選出できない場合に選出するエースポケモン。
最近はスカーフカミツルギが数を減らしたり、ナットドランが増えたおかげか水z+変幻自在+めざめるパワー炎のゲッコウガ自体の通りは悪くはないとは感じたし、
メガバシャーモが苦手とするカバリザやカバルカ、カバマンダ、メガクチート+ラティアスのようなサイクルをステルスロックと合わせて始末するためにこの型から動くこともない。
ここまではメガバシャスタンでは確定枠だと思っている。
ここまででメガバシャスタンに欲しい要素をまとめると、
・ステルスロック役:1
・メガバシャーモが対面、サイクル的に勝つことができない相手を倒す、詰ませるポケモンや裏メガシンカポケモン:2~4
・サイクル戦になった時の回復元:1~2
・トリックルーム耐性:1
・不利対面を取った際の数値受けや気合の襷、化けの皮等による行動保証:1~3
といった感じだろうか。
メガバシャーモとゲッコウガはどちらもタイプ受けにはかなり強い技構成にはなっているが攻撃範囲がかなり被ってしまっている為、相手の高耐久水が絡んだサイクルを崩す手段に欠けている。
そこで選択肢に入ったのが「ドヒドイデ+ナットレイ」のような高耐久水が絡んだサイクルを「バシャーモもゲッコウガも苦手とする受けの数値を無力化しながら」詰ませられる毒みが羽サンダーか、
特殊耐久数値を無理矢理数値で否定するサイコショック持ちの眼鏡カプ・テテフかの選択だった。
この2匹が生み出すメリットもデメリットも相応に多いためシーズン12はこの@1をどっちにすれば勝率が伸びるかで頭を抱えることとなった。
サンダー@食べ残し 穏やかHDS プレッシャー
放電・毒々・羽休め・身代わり
レート2000を達成した時はこっちをカプ・テテフの枠に入れていた。
耐久面で言えば相手のメガボーマンダやカミツルギのメインウエポンの一貫を切ることができ、
ゲッコウガもバシャーモも突破できない「ヤドラン+モロバレル」や「ドヒドイデ+ナットレイ」の様な高耐久水が絡むサイクルの「数値受けの無力化」や、
メガフシギバナのPPを身代わりと合わせて無理やり枯らしたり、ナットレイが呼ぶテッカグヤや、色々と数値で誤魔化しが効くポリゴン2等に選出することでサイクル面でかなり優位に立つことができるが、この構築の一番の歪み。
10万ボルトではなく放電にしたのは構築で面倒なところであるメガゲンガーやゲッコウガを無理やり3割の麻痺で誤魔化そうという歪んだ魂胆のもと。
しっかりとこの麻痺が役割対象に入れば強いには強いが個人的にはこの3割にすがりつくというのが嫌なため、あまり採用したくなかった電気技である。
Sは136の最速メガバンギラス抜きとなっているが、準速のカプ・レヒレ抜きにするかもっと耐久数値を高めて最速テッカグヤ抜きまで落とすかは検討の余地あり。
・サンダーを採用した場合のデメリット
・カプ・テテフが居ないことで相手のメガガルーラやメガミミロップへの圧力がかなり弱くなってしまうこと。
・カプ・レヒレだけならばサンダーで対処できなくはないが、ミストフィールドがとにかく邪魔。
・有象無象のポケモンのサンダーの電気技が通らないポケモンや、サンダーより速いポケモンの身代わりを常に意識しなければならないこと。
・テッカグヤの裏にラティアス等の身代わり持ちが予想されるポケモンが居た場合居座られて宿り木の種等を打たれたデメリットも顧みず毒々を打たなければならない可能性があること。
サイコキネシス・ムーンフォース・サイコショック・10万ボルト
ゲッコウガ、バシャーモを無理矢理数値をもって通すためのポケモンでありナットレイと合わせて相手のミミッキュ+キノガッサに優位に立つことができ、
サンダー不利を取るカプ・レヒレのミストフィールドが絡んだサイクルを無理矢理突破できる可能性を持ち、
バシャーモと合わせることで相手のメガガルーラやメガミミロップ、メガルカリオへの強力な圧力をかけることができるポケモン。
あとの2つはドヒドイデorカプ・レヒレ+テッカグヤの様なサイクルに刺してバシャーモの負担を減らすための10万ボルトと、
蝶の舞を先に積まれるとキネシス1本だけでは切り返しができないウルガモスやラッキーに優位に立ちたいためサイコショック。
・拘り眼鏡HB基調のカプ・テテフを採用した場合のデメリット
・ナットレイと選出できていない場合、サンダーならば毒々さえ撒かれなければ有利であるHD基調のポリゴン2に電磁波を入れられただけで打ち勝つことができずに眼鏡サイコショックを耐えられて麻痺待ちで凌がれてしまうこと。
・相手のサイクルに数値で役割集中をかけることに失敗した場合、相手のナットレイが絡んだやどまも等のサイクルに負けてしまうこと。
・持ち物のせいで技が固定されてしまうため、Sがカプ・テテフより速いポケモンにみがまもを連打されるだけでサイコフィールドも技のPPも一方的に削られてしまうこと。
と、メガバシャスタンの苦手なところはかなり埋められるのにどちらかしか採用できないことで発生しうるデメリットが構築にもかなり大きいため、この2つの取捨選択がかなり難しい。
悩みに悩みながらレートに潜ってS11に達成できなかった2000を達成することはできましたが、構築の出来次第は個人的には納得がいかなかったので、
S13は他のメガバシャスタンを私なりに参考にしつつ組んで、レートももう少し頑張れたらなと思います。
構築紹介、というか私のシーズン12のまとめは以上となります。
それでは・。・