【ポケモンUSM】シーズン9、真皇杯関西予選1使用構築 ~可変式ランドバシャカグヤ~【最高レート2027:最終レート2008】真皇杯関西1ベスト32
はいどうも・。・
シーズン9シングルレートに参加された皆様はお疲れさまでした。
期間が長かったこともあってかレートインフレのシーズンでしたね。
私はシーズン序盤は別ゲーに浮気してたり、
潜りはじめてからは大分いいペースで勝てていたものの、対戦数が重なるにつれて調子が悪くなりましたが、
なんとか今季もレート2000は達成することができました。
使用した6匹の並びはこちら。
・この構築を使うに至るまでの経緯
s7~8まで使い続けてきた構築(であれから今季も結局使い続けはした)は、メガバシャーモかゲッコウガのどちらかで制圧していくか鈍いナットレイで詰めるかを目標としたものだったが、
使い続けているうちにあまりにもドヒドイデ+メガメタグロスやテッカグヤ+ラッキー等のカプ・テテフ受けのような受けサイクルに勝つことができなかったり、
vsメガメタグロスには、ナットレイをカプ・テテフの裏に据えて備えたところでアームハンマーしか打たれないことが増えたり(元々のSがメガメタグロスより速いポケモンがゲッコウガしか居ないため)と、
あまりにもこれらの相手に勝つことができなくなった(最高レートは1900前半あたりで頭打ち)。
そこで、メガメタグロスに対面からなら強く、受けサイクルにとって面倒な特性の影踏みを持っているメガゲンガーが使いたくなり、
私がS5から使い続けているメガバシャーモとメガゲンガーを同時に採用できる構築は何だろうと考えて色々と構築を探っているうちに、
既存の並びではあるが、自分がサイクル思考から攻め思考になるのに影響を受けた構築である
「ランドバシャカグヤ」を自分でも組み、これで今季は戦おうと思った。
その時に私はこの2つのランドバシャカグヤの構築記事を主に参考にさせていただいた(片方はランドバシャカグヤとしての側面を重視した構築ではないが)。
他にはランドバシャカグヤ+メガゲンガー+ポリゴンZまでは確定で入ってきているものもあるが、
この2つの記事を読んでいると、確かにランドバシャカグヤ+メガゲンガー+スイクンも1つの形としてありだなと考え、
この5匹までを私の中で確定枠とし、残り1匹を考えるのに物凄く頭を抱えながら構築を作り、レートで回していった。
それでは各個体の解説に入る(技の横に()が入っているのは実戦では使わなかったが状況によってはこの技も採用価値があるなと思ったもの)。
ランドロス(霊獣)@気合いの襷 威嚇 陽気as
特に語ることも無いであろう構築の中心を担う襷ランドロス。
意地っ張りでないため、威嚇込みでメガボーマンダの身代わりが岩石封じで壊れなくなるデメリットがあるのは重々承知しているが、
拘りスカーフ搭載のカプ・テテフが控えめだった場合の岩石封じ→ステルスロックの流れを決めたいため、陽気で確定。
あとは相手のメガメタグロスの性格が意地っ張りか陽気かの確認もかねての陽気(意地っ張りメガメタグロスはメガゲンガーの222シャドーボールを耐えるものも散見されたため)。
特性の発動順を見て、相手の裏を把握して、1回1回の行動を慎重に行い、相手によっては初手要員だからといって安易に使い捨てをしないことが大切なポケモン。
また、「vsメガリザードンやウルガモス等の炎入りにはステルスロックを撒けなければほぼ負け確定」であるため、
この構築、というよりは展開が重いところである襷キノガッサやゲッコウガがこいつと一緒にいた場合は初手にランドロスを脳死で出さないように選出から意識する必要があった。
地震・岩石封じ・ステルスロック・蜻蛉返りの腕白HBD@イアの実にすることで、
軸をランドバシャカグヤ→テテフランドゲンガーに移し変えることもできるが、
相手のゲッコウガに対しての行動回数が無くなり構築立ち回り共に尚更窮屈になってしまうので難しいところ。
バシャーモ@ナイト 加速→加速 意地as
飛び膝蹴り・フレアドライブ・守る・バトンタッチ
以前まではやんちゃの3ウエポン個体で使用していたが、
あの手のバシャーモは、「技範囲でメガボーマンダ絡みに優位が取れても、vsギャラドス相手には後続に何も残すことができない」ことが気になったため、
テッカグヤと合わせてギャラアーゴヨンのような相手にも出せるようにするべく従来のバトン型での採用とした。
また、相手のカプ・テテフ+フーディンの所謂テテフーディンと呼ばれる相手にはテッカグヤと合わせてこの技がないと勝つことができない。
配分は耐久に振ったカプ・テテフをステルスロック込でも落とせるように意地でASに振りきり。
だが、ランドロスのスカーフ搭載がかなり散見されたためか、あまりバトンタッチをする機会には恵まれなかった(こういうときに限って大体テッカグヤ選出ができていない)。
そもそもこの構築自体がスカーフ搭載の地面に弱いため、目覚めるパワー氷のほうが通りはよかったように感じる。
バトン型のメガバシャーモを久々に使って私は「構築内のvs地面の重さに比例して」メガバシャーモの目覚めるパワー氷の重要度も高くなるものだなと感じた。
エアスラッシュ・身代わり・宿り木の種・ボディパージ
メガバシャーモのバトン先で、メガゲンガーの地面に対しての後出しから展開するポケモン。
また、主に相手のサイクルに飛行が一貫しているときに選出する。
S2段階上昇で1匹でも相手の拘りスカーフ持ちの上を取る方が大事であるため臆病での採用となった。
だが、以前まで控えめの火力に安心感を覚えていた私にとっては臆病の火力はやはり信用ならなかった。
実戦でも、ステルスロック込でも特攻が1段階上がったエアスラッシュでメガリザードンYを落としきれなかった時は自分の目を疑った。
ゲンガー@メガ 臆病cs 呪われボディ→影踏み
ヘドロウェーブ・シャドーボール・凍える風・気合い玉(身代り・サイコキネシス・道連れ)
メガバシャーモが出せない際の裏メガ。
ステルスロック込でメガボーマンダやカプ・レヒレ、ゲッコウガ等を潰していくポケモンなのも説明は必要ないだろう。
また、初手ランドロスに合わせられやすい1匹であるところのジャローダに初手に合わせるポケモン。
凍える風は、今回の構築にはs1段階ダウンを活かして展開するポリゴンZ等のポケモンが居ないため、
実戦では相手のギャラドスやアーゴヨンの全抜きを対面から食い止めて裏のテッカグヤで詰めやすくしたり、
この構築に必ずといってもいいくらい選出されるキノガッサに合わせて打つための技となった。
メガバシャーモの裏としてのメガゲンガーは確かに上手く弱いところを埋められて補完が上手くとれていると感じたが、
この手の構築のメガゲンガーにはメガゲンガーに勝ち筋が収束することも多く、ミラー対面等に負けてしまったり、拘りスカーフ持ちに落とされてしまったり技を外したりと、
「このポケモンが何もできないこと」がそのまま負けに繋がることも多いため安定感のあるメガシンカポケモンではないとも感じた。
ちなみに私はメガゲンガーのミラー対面で同速対決1回も勝ったことありません。
あと普通に剣舞搭載のキノガッサにも最速起きせずに負けました。
スイクン@食べ残し 図太いHBS プレッシャー
熱湯・吠える・守る・身代わり
ランドロスでステルスロックを撒いてから「草Z以外の」ゲッコウガやメガボーマンダ、パルシェン等に後出しして、相手の積みをリセットするポケモン。
また、一応メガバシャーモのバトン先にもなり得る。
同じバトン先として採用されることの多い水枠のカプ・レヒレと比べてのメリットは、
メガバシャバトン選出をしていなくてもメガメタグロスにはアイアンヘッドに後出しがしやすいことや、
相手のテッカグヤのヘビーボンバーで身代わりが割れないこと。
デメリットは、HBベースで相手の物理地面などへの後出しも視野に入れたポケモンであるため、
D基調の種族値をしたカプ・レヒレと違って相手の初手のダウンロードポリゴン2に出していくことが出来ないこと(自分のみが初手ランドロスかカプ・テテフ、またはゲンガーかの選出択を迫られる)。
このスイクンをバトン先にするならば、
熱湯・氷技・瞑想・眠る@カゴの実のオーソドックスな型のスイクンや、
ハイドロポンプ・氷技・瞑想・吠えるや絶対零度等カプ・レヒレとの差別化を意識した技から選択@水Z、
といった、バトン先からのカプ・コケコへの遂行速度が速い技構成にしたり、
熱湯・吠える・リフレクター・凍える風orミラーコートor毒々@マゴの実
のような、対面相手の役割集中に強い型にするべきだろうとも思ったが、
この構築ではそれ以上に相手に無理矢理サイクルを回させ、
メガリザードン等の炎にステルスロックを踏ませ、裏のメガゲンガーやメガバシャーモ圏内に入れる方が大事であると考えたため、吠える搭載となった。
また、とあるランドバシャカグヤを使っていた時に「初手にランドロスと身代わり搭載のメガボーマンダが対面してしまった場合上手くケアをとった立ち回りが取れずに負け」という盤面がかなり多かったため、
その負け筋を消すためにも吠えるはこの構築にはかなり重要な技。
サイコキネシス・ムーンフォース・10万ボルト・シャドーボール(サイコショック・目覚めるパワー炎)
今回の構築を埋めるための最後のピースのポケモンであるが、これが正解だとは全くもって思っていない。
ここに求めたのは、
1.ガルミミガッサなどの対面への圧力たりえて(s135以上は欲しい)、
2.相手のトリックルーム展開に出せるないしは火力での圧力をかけられ、
3.メガバシャーモのバトン先としても、ランドロスが初手に出せないときの先発要員としても優秀なポケモンで、
4.水枠をカプ・レヒレやマリルリではなくスイクンにしたことでジャラランガの「ブレイジングソウルビート」を無効にするフェアリーが居ないため、可能ならばフェアリーでありたかったが、
配分、技構成、持ち物共に最良のポケモンを見つけられなかった。
この1枠に私が色々と求めすぎた。
拘り眼鏡以外で考えたカプ・テテフの技構成は、
サイコキネシス・挑発・ムーンフォース・自然の怒りor瞑想@エスパーZ。
構成はしっくりこなかったが、やはりサイコフィールドによって一切の先制技をシャットアウトできるこのポケモンはメガバシャーモ入りには欠かせないなと改めて実感した。
後はタイプ的にはラティアスに対してだったり、テッカグヤ、スイクンが後手を取るところであるサンダーに有利。
拘り眼鏡+10万ボルトがテッカグヤ+カプ・レヒレのサイクルに通れば強く、メガバシャーモで全抜きを取る態勢を作りやすい。
だがやはりサイコショックを採用していなかった場合、テッカグヤが後手を取りがちな瞑想持ちのスイクンやカプ・レヒレの処理に手間取ってしまうのが痛い。
相変わらず眼鏡カプ・テテフの技構成の取捨選択が下手なことを実感させられるばかりである。
この1枠の為に他に試したポケモンは、
10万ボルト・催眠術・目覚めるパワー氷・蛍火
テッカグヤやスイクンが弱いサンダーに後出しする電気枠にして受けサイクル破壊役。
構成はバトン先として適しているものではないが一応メガバシャーモのバトン先としても。
ランドロスのS操作と威嚇の補佐を受けて死に出しから「相手のサイクルに対して」Z催眠術で制圧をかける(物理耐久を高めて催眠術の試行回数を稼げればという期待も込めて)。
しかし、結局対面に勝とうと思うと6割と眠りターン数便りになるので没。
2.ボルトロス化身@ウイの実 控えめHBCS 悪戯心
10万ボルト・目覚めるパワー氷・悪巧み・身代わり
こいつはvsテッカグヤ+カプ・レヒレに対しての駒で、メガバシャーモのバトン先かつメガボーマンダからの引き先として考えた。
霊獣ではなく化身の理由は、
悪戯心を利用した身代わりによって相手のトリックルームに対してのターン数稼ぎ、Z技透かしや、自発的に木の実を発動させるため。
ただ悪巧みを上手く積めなかったり、
積めたとしてもそこからの10万ボルトでこの構築では意識しなければならないところの相手のカプ・テテフへの火力が足りるかが怪しかった。
3.ボルトロス霊獣@電気Zorウイの実 臆病HCS 蓄電
10万ボルト・目覚めるパワー氷・悪巧み・挑発
言わずもがなのメガバシャーモからのバトン先。
相手のカバルドンを咎めるための技構成なのも特に説明することもないだろう。
選出パターン
1.ランドロス+バシャーモorゲンガー+テッカグヤorスイクンorカプ・テテフ
3.ゲンガー+ランドロス+スイクンorテッカグヤorカプ・テテフ
構築が構築なだけあって選出パターンはかなり単純なものとなっている。
この構築できついポケモン
今回も敢えて1匹だけ書くことにするが、
カプ・テテフ、テッカグヤ、スイクンのこの3匹に優位を取られ、
こいつ+メガボーマンダ+スカーフ搭載のカプ・テテフのような相手には勝率はほぼゼロだった。
メガバシャーモの型をバトン型にした弊害である。
今シーズンはしっかりと勝ち切れなかったので、来季はポケモンモチベーションが続いてるかわかりませんが参加するなら頑張ろうと思います。
真皇杯も控えてることですしね。
構築紹介は以上となります。
それでは・。・