論理と三日月のあいだ

起床時間は6時、推してる箱はにじさんじ。

【ポケモンORAS】第32回京大カップ使用構築 結果:Dブロック4-2 2位抜け、最終3位 真・ORAS最終使用構築:ドサイドン入りリザエルフ+ボルトロス&眼鏡ゲッコウガ軸~対面Change&Chance:謙虚な勇者を添えて~

 

はいどうも・。・

前日、最後のORASシングルオフの京大カップに参加された方はお疲れ様でした。

今回、成績はタイトル通りDブロックを4-2で直対2位抜けからの最終3位という結果で終わりました。

壁展開は前回のはまるオフで区切りがついたので、最後はドサイドンを使って6世代シングルを終わらせようと思って組んだ構築になります。

それでは、使用構築はこちら。

 

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・経緯

私は先週に開かれた第1回はまるオフで、颯さん(@love_lebyba)という方と決勝トーナメント1回戦で当たった時に、

リザエルフドサイルカリオカイリューボルトロス(化身)という、如何にもこちらの壁展開を殺しにかかるような構築とマッチングした。

 

その時使った壁展開の構築はこちら。

 

【ポケモンORAS】第1回はまるオフ使用構築 結果フエンブロック5-1 1位抜け、最終3位 ORAS最終使用構築: ~L式壁クレッフィ軸Final:復讐壁~ - 論理と三日月のあいだ

何とか勝つことはできたが運も絡んだので本当の意味での勝ちとは言えなかったが、

 

このドサイドン入りはよくできているなと思い対戦終了後に詳しく構築内容を聞かせていただいた。この場を借りて感謝の意を示したい。

ベースは颯さんの構築の軸であるメガリザードンY+エルフーンドサイドンを自分もベースに組むことにし、

残りはこの3匹で重い所のバシャーモへの回答として図太い化身ボルトロスを採用し、

次に、エルフーンが隙を見せることになるゲンガー+スイクン等の様なゲンガー絡みのサイクルへの圧力や、エルフーンが出せなかった時のスカーフガブリアスへのと対抗馬として眼鏡ゲッコウガ(に信用可能ゲッコウガと呼ばれるボルトガブへの行動保証をかけた配分を施したもの)を入れ、

最後にここまでvsガル(ヘラ)クレセ(ドラン)が安定しないのでそこへの穴埋めとして

 

「瞑想身代り」メガルカリオが入ってくる形となった。

 

正直リザエルフドサイルカリオの4匹は颯さんのものをそのままパクることになったのでそういう意味では自分の構築とはいえないかもしれない。

 

個人的にはリザードンが構築の軸になると他のメンツはリザードン自身も含めて見た目では物理か特殊か両刀かがわからないアタッカーは2~3匹は必要だと感じている(ルカリオギルガルドゲッコウガ、ガルーラあたりが有力か)。

 

そしてリザードンルカリオは型がばれてしまったときのディスアドはガルゲンに比べるとかなり大きいものであるとも考える。そこも念頭にいれて構築をみていただきたい。

 

それではここから各ポケモンの説明に入る。

※技構成の技の横に()を載せているものがあるがこれは実際に京大カップで使った技と実際はこっちの技の方がよかったなと思ったものを綴ってある。

 

 

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リザードン@リザードナイトY 臆病 メガシンカ前特性:猛火→日照り
153-x-99(4)-161(252)-105-167(252) (メガシンカ前)
153-x-99(4)-211(252)-135-167(252) (メガシンカ後)
オーバーヒート・火炎放射・ソーラービーム・鬼火(気合い玉>めざめるパワー地面>エアスラッシュ=原始の力)

 

構築の組み始めのポケモンその1。

また、自分がヘラクレセドランや壁展開を使ってたときに散々苦しめられたポケモンなので使う側の立場に立とうという天邪鬼な一面で使ったという裏設定がある。

 

このポケモンは対面でXであろうがYであろうがガブリアスに弱いポケモンだが、後述のエルフーンガブリアスに強いため(毒突きは考慮しないものとする)、初手にかなり投げやすかった。

有利対面を作った時の相手に与える負担の大きさは極めて大きいのは説明するまでもないことだとは思うが、

 

ルカリオギルガルド+水ロトムの様なギルガルド絡みのサイクルを突破できないためそこに付け入るためのリザードンYでもある。

 

技構成についてはリザードンYの基本の技構成3つと、

もう1つは交代際に出てくるガブリアスに刺したり、擬似的にエルフーンドサイドンの物理耐久を高める為の鬼火を採用した。有利対面鬼火の強さは襷バシャーモメガバシャーモが証明してくれていることだろう。

 

しかし、ガブリアスには初手に出てこられてばかりで生きる場面はそんなに実感できなかったので、ヘラクレセドラン等のヒードラン絡みのサイクルに刺せるめざ地面や気合い玉の方が良かったように思える。

また、めざ地面はヒードランに3割の負け筋を引かないで済む利点があるが、バンギラス絡みのサイクルへの打点がかなり薄いためどちらを取ればいいか難しい。

 

また、リザードンとゲンガーがタイマン戦になった時のためにニトロチャージが欲しいと思う盤面もあったので正直4つ目の技の選択はかなり難しい。

Yにすると明らかにボルトロスが重くなるからXにした方がいいだろうと思う方もいらっしゃるだろうが、

 

この構築はメガサーナイトニンフィアのスキンハイパーボイスが一貫しすぎているのでサイクルの中でXにメガシンカするとフェアリーの一貫ができてサイクルが回らなくなってしまうのでYとなった。

 

オフではエルフーンドサイドンゲッコウガボルトロスと選出して理想通りにサイクルを崩しに行くことができた。また、メガゲンガーの催眠術を最速起きで潜り抜けて決勝トーナメント1回戦を勝利に導いた最強ポケモンニトロチャージの線まで考えるとゲンガーがガブに引くのはよくないと言う思考がかみ合ったからともいえる)。

 

 選出回数6/9

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エルフーン@ ゴツゴツメット 図太い 悪戯心

145(76)-*-150(252)-97-118(180)-136
コットンガード・宿り木の種・アンコール・ムーンフォース(しびれ粉>挑発=とんぼ返り)
リザードン軸を形成するポケモンその2。

リザードンに強いガブリアスや、リザードンドサイドンが共に弱い襷キノガッサへの回答と物理方面に対しての詰ませの役割を持たせた。

本来ならばこのエルフーンはとんぼ返り、アンコール、しびれ粉、ムーンフォースの対面操作要員として扱うのが望ましいが、対面操作は後述のボルトロスに任せる形をとった。

 

技構成は、コットン型の基本の構成3つと、

もう1つは構築単位で重い格闘での削りのためにムーンフォースを採用したがゲンガーやバシャーモに間違いなく隙を見せてしまうためここは後続のゲッコウガ等を動きやすくするためにしびれ粉の方がいい。

また、配分が残飯型で使ったものの流用になっているので強い振り方はHB特化。

もしくはSをあらゆる耐久ボルトロスより速くした方がいいのかもしれない。

オフではリザエルフ+ドサイドンボルトロスの連携を取ったが強いと思ったのはリザエルフドサイの選出をしたとき。

 

選出回数:3/9

 

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ドサイドン@突撃チョッキ 意地っ張り ハードロック

207(132)-209(236)-151(4)-x-92(132)-61(4)

地震・ロックブラスト・冷凍パンチ・角ドリル(しっぺがえし)

個人的に活躍させたかったポケモンはリザエルフの補完として入ってきた。

役割としては、リザードンエルフーンが苦手なメガボーマンダファイアローの一貫を切ることと、

角ドリルによるポリゴン2などの自身が苦手とするサイクル戦を無理やり突破すること、

「見た目は」ガルーラに圧力をかけること。

選出回数こそボルトロスに回数を取られて少なかったが、今まで曖昧だった採用理由をしっかりつけることができただけでも採用価値はあったのだろうか。

選出回数 3/9

 

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ボルトロス(化身)@ オボンのみ 図太い 悪戯心

 

184-108-132-145-103-124(S個体値をかなり甘えているので実数値の数字のみとする)

ボルトチェンジ・目覚めるパワー氷・挑発・電磁波

今回のPTの過労死枠で対面操作、ループ等における相手の回復手段の奪取、後続の無償降臨の補佐など多彩な役割を持たせている、この構築のカギ。

 

ちなみに自分が壁展開を使ってなかったら絶対に壁展開には負けたくないという意思の表れ。


構築で重い所のボルトロスは挑発→後攻ボルチェン→ゲッコウガでみる。

 

京大カップでも構築で重い蝶の舞搭載のウルガモスにこの流れが決まったり、カバラッキーゲンガーの様なループから挑発で回復手段を根こそぎ奪い取ってルカリオと合わせて詰ませていった、間違いなくこの構築におけるMVP.

何よりこの構築は回復ソースが無きに等しいため、長期戦を苦手とすることからこの技構成で間違いはなかったと思う。

 

ただ一番の欠点はボルトチェンジが地面に無効化されるのでとんぼ返りと比べると確実には対面操作ができないということ=地面出しを読まなければならないリスクができることなので注意たい。

選出回数 6/9

 

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ゲッコウガ@こだわり眼鏡 臆病 変幻自在

149(12)-x-106(148) -141(140)-92(4)-184(204)
波乗り・冷凍ビーム・悪の波動・草結び(神通力>目覚めるパワー炎)

パーティ内に置ける火力の押しつけ役でボルトロスと合わせての構築の軸その2。

同じガルクレセやゲンスイ等の崩しにはサザンドラが挙げられるが、

構築で重いカバルドンラグラージなどのステルスロック持ちに対する圧力でゲッコウガが勝っている。

基本有利対面で相手の後続に一貫する技を打っていれば基本強かった。

耐久面もエルフーンが出せなかった場合、決して重たくないとは言えないガブリアスに確実に始末をつけたいためCSぶっぱにはせず耐久を振り分けた。

Sは気休め程度にライコウアグノム抜きまで振ってある。

 選出回数 6/9

 

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 ・ルカリオ @メガストーン  臆病 メガシンカ前特性:精神力→適応力

146(4)-x-91(4)-151(124)-106(124)- 156(252) メガシンカ前 
146(4)-x-109(4)-176(124)-106(124)- 180(252) メガシンカ
波動弾・ラスターカノン・身代り・瞑想
この構築の補完として入ってきた地雷枠。

配分はシュウさん(@syu_another)が使っていたものを拝借させていただいた。

配分意図については自分が説明するよりもこの構築記事を見た方が速いであろう。

シーズン17 最高2065最終2053 対面操作ジュカインルカリオ - イケメンの集い

 

使用感としては、「普通のメガルカリオ」としては汎用性が落ちているため強い部類にははっきり言って入らなかった。

というのも、ガルクレセと京大カップで1回も当たらなかったためである。受けループに分類される構築と当たった時はAS剣舞でもフルアタ型でも、特殊型なら巧み気合い玉の方が良かった盤面もあったので残念だった。

しかし、ボルトロスとのマヒとのシナジーがよく、マヒ待ちの身代りからの瞑想を積んでから全抜きを狙っていったり、

バシャーモルカリオと対面した時は十中八九守るから入ってくるので身代りを張りやすかった(突破できるわけではない)りと、

普通のメガルカリオとしては違う動きができたのはおもしろかった。

この型で結果を残してくれたシュウさんに圧倒的感謝。

 

選出回数 3/9

 

 オフでの選出は、


1.リザードンエルフーンドサイドンボルトロス

2.ゲッコウガボルトロスルカリオリザードン

3.リザードンドサイドンゲッコウガ

 となった。

 

この構築はガルーラが本当に出てきづらい為ガルーラ軸を相手にした場合選出がかなり絞りやすかったのも使ってて良かったと思うところ。

 

例:厨パベース→ガブリアスゲンガーバシャーモorボルトロス

the bossベースの構築→ガブリアスゲンガーウルガモス

例を2つだけ挙げたがガルガブゲン等は、ガブリアスゲンガー@1に絞りやすいのでゲッコウガの一貫ができやすいのも使ってて思った。

 

・この構築における弱点となるポケモンとその並び

 

思いつく限り挙げると、並びでは

1.ヒードランブルンゲルリザードンYもルカリオもこの2匹に一貫する技を持っていないため無理やり3匹目とのポケモンで一貫ができるタイプの技でサイクルを崩しにかかるしかない。オフでは3匹目はメガサーナイトだったので地面と悪が一貫していたがドサイドンを選出していなかったのに加えて眼鏡ゲッコウガの悪の波動を通しきれなかった。)

2.ゲンガー+キノガッサ(切実にエルフーンにしびれ粉やとんぼ返りが欲しいと思う並び。だがゴツメ+コットンガードのガルガブの詰ませ性能も目を張るものがあるので正味難しい。)

3.メガバシャーモ+チョッキマンムーボルトロスバシャーモをみるため、電磁波を通せないと苦戦を強いられる。故にマンムーゲッコウガを釣り出しで合わせていく等のリスクの高い行動を通さないと厳しい。)

単体では、

スカーフ霊獣ボルトロス(ボルトゲッコの展開はこれだけでいとも簡単に瓦解する。リザードンもXではないため勝てない。霊獣ボルトロス以外にもサイクルに強い積みポケモンがいる場合はスカーフ持ちも警戒していきたい。)

チョッキマンムールカリオが特殊型でなおかつリザードンもYであるためワンキルすることができない。要するに構築が特殊寄りになったことの弊害が出ているということ)

眼鏡ニンフィアギルガルドもゲンガーもガルーラも居ないので無理。)

メガミミロップ(対面でかなり自分の構築に刺さっている。エルフーンで無理やり詰ませるかゲッコウガでサイクル勝ちするしかない。)

あたり。

・最後に

最後に自分が使いたいと思っていたドサイドンと3位まで上がれたことはとてもうれしく思うしこれからのポケモンモチベーションにもつながりますが、やっぱり最後まで6世代のオフで優勝できなかったのは悔しいとも思います。

なので7世代では今までの知識だとか思考だとかをフル活用して優勝の2文字を勝ち取りたいです。

 では、ここまでご覧いただきありがとうございました。

 何か質問等ございましたら TwITTERID:@L_A_pokemosoまで。