【ポケモンORAS】第32回京大カップ使用構築 結果:Dブロック4-2 2位抜け、最終3位 真・ORAS最終使用構築:ドサイドン入りリザエルフ+ボルトロス&眼鏡ゲッコウガ軸~対面Change&Chance:謙虚な勇者を添えて~
はいどうも・。・
前日、最後のORASシングルオフの京大カップに参加された方はお疲れ様でした。
今回、成績はタイトル通りDブロックを4-2で直対2位抜けからの最終3位という結果で終わりました。
壁展開は前回のはまるオフで区切りがついたので、最後はドサイドンを使って6世代シングルを終わらせようと思って組んだ構築になります。
それでは、使用構築はこちら。
・経緯
私は先週に開かれた第1回はまるオフで、颯さん(@love_lebyba)という方と決勝トーナメント1回戦で当たった時に、
リザエルフドサイルカリオカイリューボルトロス(化身)という、如何にもこちらの壁展開を殺しにかかるような構築とマッチングした。
その時使った壁展開の構築はこちら。
【ポケモンORAS】第1回はまるオフ使用構築 結果フエンブロック5-1 1位抜け、最終3位 ORAS最終使用構築: ~L式壁クレッフィ軸Final:復讐壁~ - 論理と三日月のあいだ
何とか勝つことはできたが運も絡んだので本当の意味での勝ちとは言えなかったが、
このドサイドン入りはよくできているなと思い対戦終了後に詳しく構築内容を聞かせていただいた。この場を借りて感謝の意を示したい。
ベースは颯さんの構築の軸であるメガリザードンY+エルフーン+ドサイドンを自分もベースに組むことにし、
残りはこの3匹で重い所のバシャーモへの回答として図太い化身ボルトロスを採用し、
次に、エルフーンが隙を見せることになるゲンガー+スイクン等の様なゲンガー絡みのサイクルへの圧力や、エルフーンが出せなかった時のスカーフガブリアスへのと対抗馬として眼鏡ゲッコウガ(に信用可能ゲッコウガと呼ばれるボルトガブへの行動保証をかけた配分を施したもの)を入れ、
最後にここまでvsガル(ヘラ)クレセ(ドラン)が安定しないのでそこへの穴埋めとして
「瞑想身代り」メガルカリオが入ってくる形となった。
正直リザエルフドサイルカリオの4匹は颯さんのものをそのままパクることになったのでそういう意味では自分の構築とはいえないかもしれない。
個人的にはリザードンが構築の軸になると他のメンツはリザードン自身も含めて見た目では物理か特殊か両刀かがわからないアタッカーは2~3匹は必要だと感じている(ルカリオ、ギルガルド、ゲッコウガ、ガルーラあたりが有力か)。
そしてリザードンやルカリオは型がばれてしまったときのディスアドはガルゲンに比べるとかなり大きいものであるとも考える。そこも念頭にいれて構築をみていただきたい。
それではここから各ポケモンの説明に入る。
※技構成の技の横に()を載せているものがあるがこれは実際に京大カップで使った技と実際はこっちの技の方がよかったなと思ったものを綴ってある。
リザードン@リザードナイトY 臆病 メガシンカ前特性:猛火→日照り
153-x-99(4)-161(252)-105-167(252) (メガシンカ前)
153-x-99(4)-211(252)-135-167(252) (メガシンカ後)
オーバーヒート・火炎放射・ソーラービーム・鬼火(気合い玉>めざめるパワー地面>エアスラッシュ=原始の力)
構築の組み始めのポケモンその1。
また、自分がヘラクレセドランや壁展開を使ってたときに散々苦しめられたポケモンなので使う側の立場に立とうという天邪鬼な一面で使ったという裏設定がある。
このポケモンは対面でXであろうがYであろうがガブリアスに弱いポケモンだが、後述のエルフーンがガブリアスに強いため(毒突きは考慮しないものとする)、初手にかなり投げやすかった。
有利対面を作った時の相手に与える負担の大きさは極めて大きいのは説明するまでもないことだとは思うが、
ルカリオがギルガルド+水ロトムの様なギルガルド絡みのサイクルを突破できないためそこに付け入るためのリザードンYでもある。
技構成についてはリザードンYの基本の技構成3つと、
もう1つは交代際に出てくるガブリアスに刺したり、擬似的にエルフーンやドサイドンの物理耐久を高める為の鬼火を採用した。有利対面鬼火の強さは襷バシャーモやメガバシャーモが証明してくれていることだろう。
しかし、ガブリアスには初手に出てこられてばかりで生きる場面はそんなに実感できなかったので、ヘラクレセドラン等のヒードラン絡みのサイクルに刺せるめざ地面や気合い玉の方が良かったように思える。
また、めざ地面はヒードランに3割の負け筋を引かないで済む利点があるが、バンギラス絡みのサイクルへの打点がかなり薄いためどちらを取ればいいか難しい。
また、リザードンとゲンガーがタイマン戦になった時のためにニトロチャージが欲しいと思う盤面もあったので正直4つ目の技の選択はかなり難しい。
Yにすると明らかにボルトロスが重くなるからXにした方がいいだろうと思う方もいらっしゃるだろうが、
この構築はメガサーナイトやニンフィアのスキンハイパーボイスが一貫しすぎているのでサイクルの中でXにメガシンカするとフェアリーの一貫ができてサイクルが回らなくなってしまうのでYとなった。
オフではエルフーンやドサイドン、ゲッコウガ+ボルトロスと選出して理想通りにサイクルを崩しに行くことができた。また、メガゲンガーの催眠術を最速起きで潜り抜けて決勝トーナメント1回戦を勝利に導いた最強ポケモン(ニトロチャージの線まで考えるとゲンガーがガブに引くのはよくないと言う思考がかみ合ったからともいえる)。
選出回数6/9
145(76)-*-150(252)-97-118(180)-136
コットンガード・宿り木の種・アンコール・ムーンフォース(しびれ粉>挑発=とんぼ返り)
リザードン軸を形成するポケモンその2。
リザードンに強いガブリアスや、リザードンやドサイドンが共に弱い襷キノガッサへの回答と物理方面に対しての詰ませの役割を持たせた。
本来ならばこのエルフーンはとんぼ返り、アンコール、しびれ粉、ムーンフォースの対面操作要員として扱うのが望ましいが、対面操作は後述のボルトロスに任せる形をとった。
技構成は、コットン型の基本の構成3つと、
もう1つは構築単位で重い格闘での削りのためにムーンフォースを採用したがゲンガーやバシャーモに間違いなく隙を見せてしまうためここは後続のゲッコウガ等を動きやすくするためにしびれ粉の方がいい。
また、配分が残飯型で使ったものの流用になっているので強い振り方はHB特化。
もしくはSをあらゆる耐久ボルトロスより速くした方がいいのかもしれない。
オフではリザエルフ+ドサイドン、ボルトロスの連携を取ったが強いと思ったのはリザエルフドサイの選出をしたとき。
選出回数:3/9
ドサイドン@突撃チョッキ 意地っ張り ハードロック
207(132)-209(236)-151(4)-x-92(132)-61(4)
地震・ロックブラスト・冷凍パンチ・角ドリル(しっぺがえし)
個人的に活躍させたかったポケモンはリザエルフの補完として入ってきた。
役割としては、リザードン、エルフーンが苦手なメガボーマンダ、ファイアローの一貫を切ることと、
角ドリルによるポリゴン2などの自身が苦手とするサイクル戦を無理やり突破すること、
「見た目は」ガルーラに圧力をかけること。
選出回数こそボルトロスに回数を取られて少なかったが、今まで曖昧だった採用理由をしっかりつけることができただけでも採用価値はあったのだろうか。
選出回数 3/9
ボルトロス(化身)@ オボンのみ 図太い 悪戯心
184-108-132-145-103-124(S個体値をかなり甘えているので実数値の数字のみとする)
ボルトチェンジ・目覚めるパワー氷・挑発・電磁波
今回のPTの過労死枠で対面操作、ループ等における相手の回復手段の奪取、後続の無償降臨の補佐など多彩な役割を持たせている、この構築のカギ。
ちなみに自分が壁展開を使ってなかったら絶対に壁展開には負けたくないという意思の表れ。
構築で重い所のボルトロスは挑発→後攻ボルチェン→ゲッコウガでみる。
京大カップでも構築で重い蝶の舞搭載のウルガモスにこの流れが決まったり、カバラッキーゲンガーの様なループから挑発で回復手段を根こそぎ奪い取ってルカリオと合わせて詰ませていった、間違いなくこの構築におけるMVP.
何よりこの構築は回復ソースが無きに等しいため、長期戦を苦手とすることからこの技構成で間違いはなかったと思う。
ただ一番の欠点はボルトチェンジが地面に無効化されるのでとんぼ返りと比べると確実には対面操作ができないということ=地面出しを読まなければならないリスクができることなので注意たい。
選出回数 6/9
ゲッコウガ@こだわり眼鏡 臆病 変幻自在
149(12)-x-106(148) -141(140)-92(4)-184(204)
波乗り・冷凍ビーム・悪の波動・草結び(神通力>目覚めるパワー炎)
パーティ内に置ける火力の押しつけ役でボルトロスと合わせての構築の軸その2。
同じガルクレセやゲンスイ等の崩しにはサザンドラが挙げられるが、
構築で重いカバルドン、ラグラージなどのステルスロック持ちに対する圧力でゲッコウガが勝っている。
基本有利対面で相手の後続に一貫する技を打っていれば基本強かった。
耐久面もエルフーンが出せなかった場合、決して重たくないとは言えないガブリアスに確実に始末をつけたいためCSぶっぱにはせず耐久を振り分けた。
選出回数 6/9
・ルカリオ @メガストーン 臆病 メガシンカ前特性:精神力→適応力
146(4)-x-91(4)-151(124)-106(124)- 156(252) メガシンカ前
146(4)-x-109(4)-176(124)-106(124)- 180(252) メガシンカ後
波動弾・ラスターカノン・身代り・瞑想
この構築の補完として入ってきた地雷枠。
配分はシュウさん(@syu_another)が使っていたものを拝借させていただいた。
配分意図については自分が説明するよりもこの構築記事を見た方が速いであろう。
シーズン17 最高2065最終2053 対面操作ジュカインルカリオ - イケメンの集い
使用感としては、「普通のメガルカリオ」としては汎用性が落ちているため強い部類にははっきり言って入らなかった。
というのも、ガルクレセと京大カップで1回も当たらなかったためである。受けループに分類される構築と当たった時はAS剣舞でもフルアタ型でも、特殊型なら巧み気合い玉の方が良かった盤面もあったので残念だった。
しかし、ボルトロスとのマヒとのシナジーがよく、マヒ待ちの身代りからの瞑想を積んでから全抜きを狙っていったり、
バシャーモはルカリオと対面した時は十中八九守るから入ってくるので身代りを張りやすかった(突破できるわけではない)りと、
普通のメガルカリオとしては違う動きができたのはおもしろかった。
この型で結果を残してくれたシュウさんに圧倒的感謝。
選出回数 3/9
オフでの選出は、
となった。
この構築はガルーラが本当に出てきづらい為ガルーラ軸を相手にした場合選出がかなり絞りやすかったのも使ってて良かったと思うところ。
例を2つだけ挙げたがガルガブゲン等は、ガブリアスゲンガー@1に絞りやすいのでゲッコウガの一貫ができやすいのも使ってて思った。
・この構築における弱点となるポケモンとその並び
思いつく限り挙げると、並びでは
1.ヒードラン+ブルンゲル(リザードンYもルカリオもこの2匹に一貫する技を持っていないため無理やり3匹目とのポケモンで一貫ができるタイプの技でサイクルを崩しにかかるしかない。オフでは3匹目はメガサーナイトだったので地面と悪が一貫していたがドサイドンを選出していなかったのに加えて眼鏡ゲッコウガの悪の波動を通しきれなかった。)
2.ゲンガー+キノガッサ(切実にエルフーンにしびれ粉やとんぼ返りが欲しいと思う並び。だがゴツメ+コットンガードのガルガブの詰ませ性能も目を張るものがあるので正味難しい。)
3.メガバシャーモ+チョッキマンムー(ボルトロスでバシャーモをみるため、電磁波を通せないと苦戦を強いられる。故にマンムーとゲッコウガを釣り出しで合わせていく等のリスクの高い行動を通さないと厳しい。)
単体では、
スカーフ霊獣ボルトロス(ボルトゲッコの展開はこれだけでいとも簡単に瓦解する。リザードンもXではないため勝てない。霊獣ボルトロス以外にもサイクルに強い積みポケモンがいる場合はスカーフ持ちも警戒していきたい。)
チョッキマンムー(ルカリオが特殊型でなおかつリザードンもYであるためワンキルすることができない。要するに構築が特殊寄りになったことの弊害が出ているということ)
眼鏡ニンフィア(ギルガルドもゲンガーもガルーラも居ないので無理。)
メガミミロップ(対面でかなり自分の構築に刺さっている。エルフーンで無理やり詰ませるかゲッコウガでサイクル勝ちするしかない。)
あたり。
・最後に
最後に自分が使いたいと思っていたドサイドンと3位まで上がれたことはとてもうれしく思うしこれからのポケモンモチベーションにもつながりますが、やっぱり最後まで6世代のオフで優勝できなかったのは悔しいとも思います。
なので7世代では今までの知識だとか思考だとかをフル活用して優勝の2文字を勝ち取りたいです。
では、ここまでご覧いただきありがとうございました。
何か質問等ございましたら TwITTERID:@L_A_pokemosoまで。
Regret
はいどうも・。・
なんか書きたくなったので(n回目)。
6世代も終わって本当の最後のORASシングルオフの京大カップが控えてますが、
個人的に思い残したことがあるので少し。
それは今までヘラクレセドランだとか壁展開しか使わなかったことの後悔ではなく、
「最後までガルーラというポケモンとしっかり向き合うことができなかった」ことである。
一部SNSではガルモンだとか同じポケモンしかいないクソ環境だとか、「サンムーンで弱体化おめw」だとかいう声を聞く。
そんな言葉が通用していいものか。
最初にメガガルーラが現れたときから、ASグロウ恩返しに始まり、後にHA203グロウ捨て身、ACS猫捨て身れいB無邪気、陽気AS猫捨て身地震冷凍p、HAB振りのドレパン搭載の所謂ガルーラに強いガルーラ(後に精神力ガルーラも加わる)、グロウ身代り秘密不意打ち、グロウ炎p秘密不意打ち、猫秘密炎p不意打ち、グロウ秘密空元気、封じけたぐり不意打ち秘密の力など、型の数を挙げれば枚挙に暇が無いが、諸氏によって様々な型のガルーラが研究されてきた。
ガルーラからガルゲン対面、ガルガル対面はどうするだとか、ゴツメ持ちのポケモンに引いた後の行動だとか、ガルーラから学ぶことはたくさんあったはずだ。
色々な立ち回りがその中で研究され続けられた。
やっぱりガルーラってポケモンが6世代に居なければこのゲームも存在し得なかったはずなのだ。
一時期自分はいたちごっこが嫌だなと思ってガルーラないしはガルガブゲンなんちゃらの並びを使うのを避けていたことがあったが、それは甘えでしかなかった。
ミラーというのは確かに面倒ではあるが、それから対面系統のポケモンの何たるかだとかを、進んで学ぼうとしなかった。逃げでしかなかった。
だからガルーラをたくさん使わなかったことを酷く後悔している。
ガルーラは6世代で敵に回っても本当に戦いがいのある良いポケモンだった。
何がガルモンだ。何が同じポケモンだらけのクソ環境だ。
何が思考停止ガルーラだ。甘ったれるな。
ある方たちは言った。「6世代はガルーラの多様性を楽しむゲームだ」「本当に強くなりたいと思うならガルーラを使え」と。
ぐうの音も出ない、大正論だ。強いポケモンなんだから皆に使われて当たり前のポケモンだ。
ガルーラによって弱肉強食の世界にはなってしまうだろうが、それでも一度与えられた環境は受け入れていくしかないのだ。
これは自分へのガルーラを使ってこなかったことへの戒めでもある。
なので7世代では、もっとガルーラというポケモンと向き合っていこうと思う。
6世代ほどの強さはなくなったにしても。
・・・色々書きたいことあるはずなのに文章上手くまとまんねえ。
まあ要するにガルーラもっと上手く使いこなしたかったなってことで。
おわり
【ポケモンORAS】第1回はまるオフ使用構築 結果フエンブロック5-1 1位抜け、最終3位 ORAS最終使用構築: ~L式壁クレッフィ軸Final:復讐壁~
はいどうも・。・
前日、はまるオフに参加された方はお疲れ様でした。
今回、成績はタイトル通りフエンブロックを1位抜けからの最終3位という結果を残せました。
6世代の私が使いこんできた壁展開の最後の完成形(強いかは諸説)を残したいと思います。
興味のある方は最後まで読んでいただけましたら嬉しい限りです。
それでは、使用構築はこちら。
・概要
私はガルーラ+クレセリア+ウルガモスの並びの所謂ガルクレセウルガと呼ばれるグッドスタッフの構築が台頭して最早壁展開は息ができないとさじを投げたことがあった。
それは壁展開をしていく始動要員がわかりやすくウルガモスに有利なポケモンが居ないからだ。
これにより実質2vs3での戦いを強いられる感覚が嫌だった。
しかし、最後まで壁展開で勝つのを諦めたくないと思い組んだ最後の構築。
並びは壁展開で自分が個人的に一番信用しているクレッフィ+メガゲンガー+霊獣ボルトロスを1つの軸とし、
もう1つの軸としてガルクレセウルガをクレセリアから起点にして突破できる可能性としてメガバンギラスを採用した。
身代り+竜の舞からクレセリアを崩しにかかれるのがドサイドンとの違い。
結局最後までドサイドンは活躍させてあげられなかった。
次に、壁下で無くともバシャーモ、ボルトロス、ウルガモス、ファイアロー、リザードン当たりに気持ち強めなカイリューが入ってきて、
そして最後はメガバンギラスやボルトロスがスカーフガブリアスに止められた後でも対面から切り返しがきくようにパルシェンとなった。
・クレッフィ@光の粘土 図太い 悪戯心
164(252)-*-147(180)-*-117(76)-95
イカサマ 光の壁 リフレクター 電磁波
特に説明することはないであろう最強の壁張り要員。
構築全体で重いvsゲッコウガ、サザンドラの一貫切りをするため壁要員として採用しない理由はない。
HDは光の壁込でメガリザードンYの晴れC211火炎放射耐えまで調整の残りB振り。
このポケモンは後続とのサイクルに参加することもあるので安易に切っては負けに直結することも説明は必要ないだろう。
基本的には全試合選出するポケモンだがエルフーン、リザードン、ルカリオ、化身ボルトロスというクレッフィに厚すぎるメンツが一気に固まってた時は選出することができなかった。その時は先発は後述のカイリューに任せていた。
選出回数9/10
・ゲンガー@メガストーン 臆病 メガシンカ前特性:浮遊→影踏み
157(172)-*-81(4)-160(76)-96(4)-178(252) (メガシンカ前)
157(172)-x-101(4)-200(76)-116(4)-200(252) (メガシンカ後)
祟り目・ヘドロ爆弾・鬼火・身代わり
これも以前から大分使いこんでいる技構成のメガゲンガーなので特に説明することはない。
メガシンカせずにガルガブを壁や身代り込で詰ませていく流れはやっぱり強かった。
だがこのメガゲンガーは技構成でわかるとおりヒードランに強くないため、ヘラクレセドランなどに代表されるサイクルへの者の対抗策として催眠術を採用したいと思うこともあった。
当然6割に頼ることになってしまうため壁下とはいえ過信してはいけないと思ったと同時に、実際は後述の霊獣ボルトロスやバンギラスのおかげかガルガブ+@1という選出をされることが多かったためこの技構成で間違いなかった。
選出回数:6/10
・ボルトロス(霊獣)@オボンの実 臆病 蓄電
172(140)-*-92(16)-177(100)-100-168(252) (実数値よりC-1のものを使用、理想値はC178)
10万ボルト/目覚めるパワー氷/気合玉/悪巧み
蓄電によって電気の一貫を切りつつ、悪巧みを積んで広い攻撃範囲で殴る特殊アタッカー。
以前は高速移動保険型で使っていたが、ガブリアス等からの切り返しは後述のパルシェンで行っていくため、
ボーマンダ+ジバコイルやナットレイ等の様なサイクル崩しに特化したHCS臆病オボンの型で採用。
また、ヘラクレセドランなどの電気が一貫しているサイクルを崩すための重要なポケモン。
構成は10万V・気合い玉・目覚めるパワー氷、悪だくみ。
純正受けループを強く意識するなら目覚めるパワー氷はサイコキネシスにもなるが汎用性重視の技構成に。
遂行速度を重視するなら持ち物ないし配分はCS命の珠搭載にもなりうる。
受けループ等のコテコテの受け回し系統を切る場合やスカーフガブリアスから切り返しをするならばここはHCS弱点保険高速移動の型でもよい。
オフではメガハッサム軸、メガミミロップ軸のバトンパに壁や鬼火込でフィニッシャーとして活躍してくれたが、
バンドリのドリュウズに気合い玉2回(壁込で剣舞雪崩を耐える+雪崩はずしでワンチャン掴むもまた外す)外し+気合い玉をブルンゲルのトリックルーム下のメガバンギラスに打とうとするもリフレクターをストーンエッジの急所で突破されたりと何とも不憫なおっさんだった。
トリックルームがその時4ターン目だったので当てれば次にカイリューを切れば2匹とも倒せた可能性があっただけにとても悔しかった。
選出回数 4/10
以下は大きく変更したポケモン3匹。
・バンギラス@メガストーン 陽気 メガシンカ前特性:すなおこし
175-186(252)-131(4)-x-120-124(252) メガシンカ前
175-216(252)-171(4)-x-140-135(252) メガシンカ後
ストーンエッジ・地震・身代り・龍の舞
壁展開におけるガルクレセ絡みの相手を打破するための最後の砦。
クレッフィが倒されて2vs3から覆そうとするとクレッフィ+メガゲンガーの「攻撃的な構築に対しての守備的な詰ませ」では突破できない構築も多くなったのでその反対側の勝ち方を目指すためのメガポケモン。
また、ガルクレセは格闘ポケモンが入ってきづらいこともよくあるのもこのポケモンに着目した理由。
攻撃技はクチート入りにも出しに行くため、岩+地面の最も安定した打点を確保できる2ウエポン。
メインウエポンがストーンエッジと命中率は安定しないが全抜きエースとしての運用になる為、
命中率云々に四の五の言っていられない。
後述のローブシン、カイリューやパルシェンの物理圧力を利用してクレセリアを誘き出し、
壁+身代りでクレセリアやめざ地面の無いポリゴン2を詰ませていくのが理想の展開。
が、一番最悪のパターンはヘラクレセドランなどに代表されるトリックルーム→三日月の舞でのメガヘラクロスの展開パターン。
スカーフガブリアスでバンギラスを見てくるなら後続のパルシェンで起点にしていく積みサイクルの展開に持っていくこともある。
なのでパルシェンが突破できない鋼をどのようにサイクルの中で始末できるかが大事。
ウルガモスはガルクレセウルガの崩し要素であるこだわり眼鏡持ち搭載の場合光の壁を張ったクレッフィに炎技で拘らせてから身代りで展開していく。
相手側にキノガッサがいた場合はゲンガーと合わせて2メガ選出することもある。
どちらをメガシンカさせるかは状況によりけり。
だが、キノガッサやマリルリを確実にとらえるためにメガゲンガーをメガシンカさせると地面ないしはガブリアスの一貫が出来てしまうのでかなり難しい。
そうなるとバンギラスに冷凍パンチが欲しくなる盤面ができてしまうというジレンマが発生する。
オフではガルガブクレセドラン+ゲッコウガ、ゲンガーというメンツと当たった時の1回しか選出しなかったがパルシェンと合わせてガルガブ+ヒードランをクレッフィやバンギラスの壁やイカサマ、地震等の削りを入れて竜の舞を積んで詰ませて行く流れを取ることができた。
選出回数 1/10
・カイリュー@こだわり鉢巻 意地っ張り マルチスケイル
175(68)-201(228)-117(12)-x-121(4)-125(196)
逆鱗・地震・神速・馬鹿力
パーティ内に置ける火力の押しつけ役。
壁とのシナジーを取るなら弱点保険+竜の舞やラムの実搭載が望ましいところだが、
対ボルトロス、バシャーモ、ウルガモス等、壁展開の弱い所の穴埋めで入ってきたポケモン。
サブウェポンは地震、炎のパンチ、馬鹿力、雷パンチ、アイアンヘッド、アイアンテール等からの選択になるが、
特にあまり深く考えずにテンプレの4つの技構成である逆鱗、地震、神速、馬鹿力にしたがこれにして特に困ることはなかった。
相性補完がクレッフィと並んで優れているため、ガルーラ以外になら初手に投げやすいのも利点。
後発での神速の詰めと先発での崩しの両方を活かすポケモン。
ここは後に説明するローブシンと選択になったが、ローブシンと比べると鬼火耐性が無いのが辛い。
また、この構成のおかげで「秘密の力・グロウパンチ・炎のパンチか噛み砕く・不意打ち」のガルーラには勝てるようになった。
「猫だまし+捨て身タックル・地震・不意打ちか氷技」の様なガルーラは壁パルシェンやゲンガーで詰めていく。
はまるオフでは多少雑に扱っても高火力を押しつけていけるのはやっぱり強いなと実感した。
選出回数 5/10
143(60)-161(252)-200-x-65-103(68)
つらら針・氷の礫・ロックブラスト・殻を破る
壁展開における重要な連続技搭載ポケモン。
ボルトロスが化身フォルムで無いためvsメガボーマンダはこのポケモンとクレッフィの電磁波で見ていく。
この枠はチョッキマンムーや毒搭載の襷や陽気珠マンムー、ヤチェやラムガブリアス、剣舞ファイアロー、カゴスイクンなど色々試したが最終的に行き着いたのがパルシェンになった。
持ち物は壁下でなくとも行動回数の保証がかかる気合いの襷かカバルドン展開メタ、スイクンの熱湯火傷に1回だけ耐えられるのラムの実か、そして運は絡むがヒードラン、ポリゴン2などの自らが苦手なポケモンを無理やり突破できる可能性のある王者の印(鋭い牙)で迷ったが今回はラムの実。
このポケモンも持ち物1つで用途がだいぶ変わってしまうのでとても難しい。
ガルクレセウルガの毒ボルトロスに対してはメガゲンガーを出していない場合、光の壁→イカサマ2回で身代り壊す→身代りを張るタイミングでパルシェンを出すという沼プレイをかまさなければならないためvs毒ボルトロスが安定しないのもマイナス点。
また、展開<対面なので対面性能を引き上げたこだわりスカーフ搭載の水ロトムやラティオス、ゲッコウガに弱いのもネック。
だが、はまるオフではvs対面系統の構築に出して火傷した猫捨て身メガガルーラの前で壁と合わせて殻を破ってゲームエンドに持ちこんだり、
決勝トーナメントでは構築単位でものすごく重いドサイドンのロックブラストを2回目で止まって耐えてくれて勝利に導いたりとメンツ全体を通して大活躍してくれた今オフのMVP。
選出回数 5/10
・ローブシン@アッキの実 意地っ張り 根性
199(148)-202(188)-136(164)-x-86(4)-66(4)
ドレインパンチ・マッハパンチ・ビルドアップ・はたき落とす
普通のローブシンの画像と比べて何がおかしいかは突っ込まないでください。
今回の構築には採用できなかったが、カイリューの枠に入れようと思っていたポケモン。
配分は特に思いつかなかったので昔の有名な配分を租借した。
壁下でガルガブ、バシャーモ、スイクン、ゲッコウガ等の対面系統の相手をしていくポケモン。
バシャーモに勝ち得る可能性が一番高い唯一のポケモンなのでこの構築内で最も慎重に扱わなければならない。
構築内では持ち物が弱点保険、ゴツゴツメット、防塵ゴーグル、タラプの実、食べ残し、ラムの実などかなり自由なポケモン。
当初は弱点保険持ちで考えていたがローブシンの弱点を突いてくるポケモン(主にクチート、ファイアロー、マリルリ)は何かしらローブシンに積む猶予があるポケモンが多いので能動的に発動できるものではないと判断し却下とした。
特性はロトム、ヒードラン等の鬼火に後出しすることもあるだろうと思い根性。
持ち物に関してはアッキの実を今回は採用したがこれが一番だというのは未だ出ていない。
アッキの実を持たせたことの利点としてはパルシェンから、メガガルーラの猫だましに対して後出しがきき、後発の物理受けに引かせることでパルシェンやバンギラスの起点を呼び出すことができること(=クレッフィ選出をしないこともあるのでvs特殊との打ちあいにめっぽう弱くなってしまうというデメリットにもなる)。
・オフでの選出は、
1.クレッフィ+ゲンガー+パルシェン、カイリュー、ボルトロスから選択(基本選出)
2.クレッフィ+パルシェン+バンギラス(※格闘枠が相手に居ないときの選出で結構限定的)
3.カイリュー+ボルトロスかパルシェン+クレッフィ(vsバンドリ。ゲンガーもバンギラスも砂下のドリュウズに勝てないためメガ選出ができない)
4.カイリュー+パルシェン+ゲンガー(エルフーン入りに対しての選出)
となった。
弱点
コンセプト通り、「ガルクレセ絡みの構築のメタを張るのに特化した壁展開」であるためカイリューが倒すことのできない格闘が絶望的にきつくなった。
相変わらず重いのは瞑想ニンフィア、サーナイト、毒ボルトロスと、 パルシェンで突破させてくれないギルガルド、水ロトム当たり。
あと皮肉なことに、自分がずっと活躍したいと思って結局活躍させてやれなかったドサイドンが重たくなった。
そして一番きつい、および無理だとオフで実感した並びがバンドリ。ローブシンを使ってなかったので、予選で1回負けたのも決勝トーナメントで負けたのもバンドリだったのだ。純正にも偽装にも勝てなかった。 また、カイリューでドリュウズを見ようにも保険鉄壁型まで考えると全く安定して倒すことができないのも痛すぎた。
・最後に
自分は最後までみんなの前で一線級を行くような強いポケモンユーザーになることはできませんでしたが今まで壁展開、ヘラクレセドランなどのギミックやサイクル重視の構築を今まで使ってきて楽しかったです。
結局自分はガルガブゲンボルトアローゲッコウガの様な対面重視の構築は使いこなすことはできませんでした。
自分が6世代で掴んだ実績も当ブログをご覧になってる皆様と比べるとほんの僅かなものですがどれも私の中では輝かしいものなので大切にしていきたいと思います。
対戦面はもちろんのこと、ポケモンオフやそれ以外の行事で私の様な人と関わってくださいました全てのポケモンつながりの皆様、本当にありがとうございました。
本当に良い6世代を過ごさせていただきました。
これから7世代、サンムーンの新しい世代に突入します。その時も社会人の身ではありますが出られるオフは出ていこうと思いますので参加される方々いらっしゃいましたらどうぞよろしくお願いいたします。
Spacial Thanks
通話でこの構築のことを共に話してくださり助言を提供してくださったclucluさんとかぎぱんさん
はまるオフの前にフレ戦をしてくださった皆様。
特にかぎぱんさんには同じ壁展開を使ってきている身として共に私のptメンツを考察してくださいまして頭が上がりません。
このクレッフィ軸を組むにあたって参考にさせていただきました資料
この壁展開を組むにあたってベースにさせていただきました構築
それではここまでお読みいただきありがとうございました。
皆さま、それぞれの目標があると思いますが7世代頑張っていきましょう・。・